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5. eWEScom導入までの流れ

 企業がEDIシステムを導入する場合、自社のシステム環境はもちろん相手先のシステム環境を把握して送受信するメッセージ(データ)内容、データ種別、スケジュールなどを打合せして、どのような手順で行うかを決定する必要があります。eWEScomはWESを基に設計していますので導入検討から運用開始するまでの工程は概説書と併せて行うことにより各作業をよりスムーズに進めることができます。

 EDI導入時の検討事項は多岐に渡って綿密に検討する必要があります。 WESはそれら検討事項についての基本モデルを詳しく解説していますので、これを活用することにより導入前の各チェック事項等の洗い出し作業などの効率化が図れます。

6−1 通信方式の選択機能を参照

6−2 スケジュール機能を参照


 通信スケジュールには定期的に行われる通信、期日の決められている通信、そして随時行われる通信などがあります。受発注データなどは曜日指定を選択し、EDI導入時のテストデータや商品情報などは期日指定、出荷データや請求データなど内部処理と連携しているものは時間指定などを利用すると良いでしょう。

 

 その他の運用パラメータ設定にはファイルレイアウト変換(トランスレート)などの設定や後続処理の設定などがあります。



 各スケジュールは通常一日一回リロードされます。ロードされたスケジュールに沿ってタイマーモジュールが目的のタスクを自動的に起動します。ただし後から時間指定で登録されたスケジュールの予定時間がすでに過ぎている場合はそのスケジュールが即時実行されます。



6−7 タスク(ジョブ)の流れ参照